「外科」と診療科名についているので手術が必要そうな人のための診療科を想像する方も多いと思います。しかし実際に整形外科を受診する患者さんで手術が必要な方はほんの一握りにすぎません。

整形外科は運動器を扱う診療科で、運動器とは身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。対象の体の部位は脊椎脊髄 (首から腰まで)、骨盤、上肢 (肩から指先まで)、下肢 (股関節から足先まで)など広範囲に及び、また年齢層も新生児から高齢者までと幅広く、実に多種多様な不調や痛み、ケガに対応しています.

手は人間にもっとも人間らしさを与えている体のパーツの一つだと私は思っています.そして僕が最も得意とする診療の分野です。第一に手を使って人間は文明を築き上げてきました。ものづくり、文章の作成, 生活にかかわる動作に手は関わり, 指先は時として第２の目としても機能します。

そして顔の次に人の目にうつる部位です。手肘はちょっとした不調でも日々の生活 仕事の質, スポーツのパフォーマンスに関わることがあります。僕らのできる範囲でしっかりと診療します。些細なことでも構いません、お気軽に受診してください。

また当院には整形外科のクリニックには珍しく作業療法士が在籍していますので手のリハビリテーションも積極的に行ってます。他院で手術した方の術後のリハビリテーションにも可能な限り対応していきたいと思っていますのでお気軽にお問い合わせください。

スポーツの種目特性や競技レベル、個々の事情に合わせた医療を提供します。

スポーツ整形外科と整形外科の違いは何か？実は僕の中で明確な答えは未だに出ておりません。しかし、僕が競技してきたスポーツや診療で得た経験を最大に活かすことが出来ると思います。

例えば大会を控えている人が3週間スポーツを休むことが推奨される怪我をしたとします。ここで傷病だけではなく「人」を診る必要があります。その人の競技レベル、その大会の持つ意味、競技特性など全てを総合して診療方針を決めていくべきです。

僕は野球とラグビーでありとあらゆる怪我をして、手術も3回受けています。怪我で逃した出場機会、チームメイトが怪我して最後の公式戦、一緒に出場できなかった経験草ラグビーから企業スポーツレベルでのプレー経験、高いレベルではないですが優勝した経験、一回戦で負けた経験など多くのスポーツに関わる経験があります。以上のように僕はスポーツ整形外科に特化した診療経験はありませんが、スポーツに関わった経験や診療経験は豊富です。また当院に在籍する治療に関わるセラピストも種々のスポーツ経験があります。

「個々の事情と競技特性にあった治療を提供する」

これが当院でのスポーツ整形外科です。

出産, それは人生の一大イベントの1つです。そして妊娠初期から出産にかけて短期間に身体がこれほどまでにドラスティックに変化する時期は人生において他にないと思います。その変化が運動器に様々な不調を引き起こすことがあります。出産前後の方の腰や骨盤の痛み, 肩こり, 尿漏れなどで悩んでいる方に当院ではAPTA (American Physical Therapy Associations) 認定産前産後理学療法研修を受けた女性理学療法士がケアを行います。

担当理学療法士 佐藤未希より

理学療法士として産前産後特有の悩みに寄り添いたいと思い研鑽を続けています。
また、公認心理士資格も取得しており、心のケアにも力を入れております。
身体と心の両面から、より良いサポートができるよう心がけています。

【経歴】

1994年生まれ　信州大学医部保健学科理学療法学専攻卒業
理学療法士、公認心理士
アメリカ理学療法学会産前産後の理学療法講習会修了, SOCO産後リカバリーガイド取得